悩んで、もがいて

2020/01/03

ナイスアイデア・・か?

奥さんから「お金が無い!」の相談を受けてからというもの、ぼんやりと悩む日々が続きます。

「たとえ給料が少なくても、真面目に働いていればなんとかなるかも・・。」

「いやいや、このままじゃ絶対後悔するって・・。」

自分の中で二つの意見がずっと戦っていました。

そんな風に悶々と悩んでいたとき、ふと先日のmixiから届いたメールを思い出しました。

「世の中にはお金を稼ぐために出稼ぎをする人達だっているよな。それに、単身赴任で家族と離れて暮らしてるサラリーマンだって多く居る訳で。あの金額なら、わざわざ出稼ぎに行く価値はあるんじゃ・・」

良いのか悪いのか、そんなアイデアがひらめきました。

出稼ぎと行っても、プログラマーやSEの求人が潤沢にありそうな名古屋までは150Km程度。車で3時間弱なので、毎週末に家族の元に帰ってくることは出来そうです。

さらに気を惹いたのが、最後に書かれていた「週4日のみ」という事例です。人口減少が続く田舎では、PTA役員や地域の町内会役員など、いつも何かの役が回ってきます。平日の夜に会合に出なければならなかったり、大きなイベントでは平日に休みを取らなければならない場合も出てきます。

週4日で良いなら平日にも休みが取れるわけで、こういった地域の役が回ってきたときにも、家族や近所の人に迷惑をかけずにすみそうです。

そんなことを考えるにつれ、それほど無茶なアイデアでもないような気がしてきました。ただ、何事も悲観的に捉えがちな妻に相談すれば、まずOKは出ないでしょう。

「うーん、どうしよう・・。」

目の前に大きな分かれ道が出現した瞬間です。

片方の道は、収入は少ないけれど、田舎で家族と穏やかに暮らす道。但し、将来お金で困る可能性が少なくない。

もう片方の道は、収入は多少良くなるハズ。でも家族とは離れて暮らす道。しかも、実際どうなるかはよく見えない、濃い霧の中です。

即行動、でも準備はきっちり

ともかく悩んでいても仕方ありません。こういう時は、ともかく動いてみる。但し、きっちり調査をしてからです。

まずはmixiで例のメッセージを探し、「興味があるので話を聞かせて欲しい」と返信を送りました。

何度かメッセージのやり取りをした後、電話で具体的な日時を決め、およそ一週間後に面談することになったのでした。

150Km・片道3時間弱

もちろん、この時点では妻には内緒です。面談のその日の朝、「今日は仕事でかなり遅くなるから、先に寝ててね。」そう伝えて家を出ました。(因みに田舎なので車通勤です。)

仕事を早めに切り上げて、まさに定時ダッシュ。そのまま車を走らせ、片道150Kmのドライブです。

手応えあり!

面談でお会いしたのは、エージェント会社の営業の方でした。大きな企業で開発プロジェクトが立ち上がると、「こんな人探してます」という情報がエージェント会社に流れます。そしてそこの営業さんが、自社の社員もしくは契約しているフリーエンジニアとをマッチングさせる、という流れなのだそうです。

職務経歴書は既に送付済み。どんなスキルがあるかは既に把握されていて、営業さんがおっしゃるには、

「このスキルなら仕事は十分にあります。はっきり言って人が足りない状況が続いてます。後は、あなたの決断次第。経験上”ごめんなさい、やっぱり止めときます”という人も多くいらっしゃいますので、まずは会社を辞めて頂いて、いつから稼働可能か確定してからでないと、我々としても動けません。」

とのことでした。

これで、どうやら仕事に困ることは無さそうだ、という実感を得る事が出来ました。いよいよ現実味を帯びてきます。

コラム 失敗談:金額のこと

この面談の中で、僕は大きな失敗を犯しました。

面談していた営業さんから「ちなみに、どれぐらい稼ぎたいんですか?」と聞かれたときに、つい本音を言ってしまったんですよね。

その時点での手取りを基準に考えて、奥さんがなんとかOKしてくれそうな金額は・・と咄嗟に計算しました。

「そうですねぇ・・。40万円ぐらいあれば、家族もなんとか納得してくれると思うんですが・・。」

そう答えてしまったが為に、その後、相場(おそらく当時は50~60万円のあいだ)よりもずいぶん安い金額で契約することになります。

しかも、この金額がずっと基準になってしまい、次の案件に替わったときも増額されるわけじゃありません。なぜなら、営業さんからすれば、「この人はこれくらいの金額で満足してくれる人」として映っているわけで、出来るだけマージンを多く取れた方が当然嬉しいからです。

事前に「フリーランスで年収○○円になりました!」のような広告をチェックしておき、「フリーランスになれば年収○○円なんていううたい文句を見たんですけど、本当ですかねー?」ぐらい言えば良かったなと、いまさらながら後悔しております。

また、例えば言語ごとに相場も微妙に変わるので、そういった細かな相場もきちんと押さえておくとよいかと思います。エンジニアからみた言語の人気度と、現場のニーズとは一致していないので、実際に案件検索できるサイトで具体的な事例を調査しておく必要があります。

と、今振り返ればそう思うのですが、そのときは「藁をも掴む」ような、ずいぶん弱気な心境だったのだと思います。転職活動しているときって、こういう心理に陥りがちなので、皆さんもお気をつけください。

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