決断と大ゲンカ

2020/01/03

決断

「これなら多分、大丈夫・・」という手応えをつかんだ僕は、いよいよ自分の中で決意が固まっていきます。

「本当に大丈夫だろうか?」

「いやいや、きちんと営業の人に直接会って裏も取ったし、あの感じなら大丈夫でしょう・・」

心の中でいろいろな感情が揺れますが、正直なところ、一番大きく後押ししてくれたのは「今の職場にずっと居るなんて絶対イヤだ!」というネガティブな感情でした。

ともかく、ここまできたら次のステップに進まなければなりません。

考えただけでドキドキします。・・そう、妻との話し合いです。

宣告

「ちょっと話があるんだけど・・」上ずった声で妻を呼び、二人きりになったところで、話を切り出します。

このままでは収入面でまずくなること。

出稼ぎに出るという形であれば、収入を上げる方法があること。

今より、毎月5万ぐらいは多く渡せること。

毎週末にはきちんと帰ってくること。

子供たちのためにも、早いうちに動かないと取り返しがつかなくなること。

終始、妻の反応は薄く、ほとんど黙ったまま。かなり一方的になってしまいましたが、ともかく自分の考えは伝えました。

自分のわがままだけが理由であれば、強く反対されたと思うのですが、先日の「お金が無い!」という件があるため、強く反論もできない様子でした。

結局、妻からは「今は何も考えられない。何が良いのか、どうすべきなのか、頭が混乱して判断が付かない」というような返事しか得られませんでした。

退職

妻からの明確な回答は得られませんでしたが、はなから応援してもらえるとは思っていませんでした。おそらく、ポジティブなOKの返事が返ってくることは無いでしょう。

一応、2~3日だけ待って、返事が無ければ、もうそこからは完全に独断で突っ走るのみです。

予想通り明確な回答はありませんでしたが、下手に待ってしまうと気持ちも行動力も萎えてしまいます。3日後、思い切って直属の上司に辞めることを伝えました。社内で唯一尊敬できる、とてもお世話になった上司だっただけに申し訳ない気持ちで一杯でしたが、ここでひるむ訳にはいきません。経営者にも話をしにいき、なんとか退職することが決まりました。

そこからは退職に向けて、淡々と作業をこなしていきます。引き継ぎ資料の作成で残業の日々を過ごしつつも、次の準備に取り掛かからなくてはいけません。

まずはエージェントさんにも退職が決まったことを伝え、案件を探してもらうよう手配しました。またこれに並行して、個人事業主としての開業準備も進めていきます。

コラム 転職について思うこと

最近気づいたんですか、結局のところ、良い仕事に就けるかどうかって、8割ぐらいは運なんじゃないのかなぁ、ということ。

例えば会社のレベルが1(最低)から10(最高)まであるとします。もちろん、レベル10の会社(超一流企業)を目指すなら、それこそ子どもの頃から勉強して「お受験」の世界へ・・と、学力や努力、そして学歴が大きなウェイトを占めるとは思うんです。

ですが、レベル4~7ぐらいの会社に入る場合、何社も面接に落ちてようやく4の会社に拾ってもらえるのか、すんなり7の会社に入れるのかは、「タイミングが全て」のような気がします。

新卒で就職するにしろ、どこかのタイミングで転職するにしろ、要するにそのときの人材需給バランスが大きく影響してきます。個人の資質は多少あるでしょうけれど、労働人口が減少していて、いい人材は大手企業に行ってしまう・・という状況では、相当ひどい人で無い限り、採用担当者からすれば、とにかく来て欲しい・・という状況になるわけです。

そして多くの人は、一度就職したら、そんなに簡単には転職しないわけで、しばらくはその会社に勤めることになります。

仮に就職した時期が就職氷河期だったとすると、レベル4の会社になんとか入って、不本意な条件ながらも(例えば残業代全額付かないとか、年間休日が少ないとか)その会社で働き、「もうイヤだ!!」と不満が爆発するような出来事が起こったとき、もしくは徐々にストレスが溜まって限界を迎えたときに、「こんな会社、辞めてやるっ」と転職活動を始めるんですよね。(僕のことです・・)

ところが、ここで気が付かなければいけないのは、感情の波と景気の波はシンクロしない、ということ。

僕自身、もうイヤだ!と思って転職活動を始めたら、景気の悪い時期だった・・という経験があります。

どうなったかと言うと、そもそも求人の量が少なく、行きたいと思えるような会社があまりない、何度か面接を受けても不採用・・。なかなか思うように事が進まず、そうこうしているうちに、転職熱も冷めてしまい、そのまま会社に居続ることとなりました。(このとき、こういう「熱」は結構冷めやすいのだな、という事を学んだので、フリーランスに転向するときも、とにかくスピードを重視した、という経緯があります。)

客先常駐したりすると、他社の人とも一緒に仕事をするわけですが、自分の待遇に不満を持っている人もちらほら見かけます。一緒にランチしてるときに、ポロッと本音がこぼれたり・・。

もし恒常的に会社に対して不満を抱えているならば、一度「会社に勤めている自分」と「世の中の景気」とを俯瞰して見つめてみたほうが良いかもしれません。

※ちなみに今がどんな状況なのかは、総務省統計局のデータ(完全失業率、有効求人倍率など)を見ればすぐに分かります。

参考URL:[総務省統計局 労働力調査]http://www.stat.go.jp/data/roudou/index.htm

夜明けは近い…か?