ポッドキャストがマーケティングツールとして最弱な理由と、それを補完する5つの方法

2018/05/09

「最近ポッドキャストが熱い!」なんて話を聴いて、自分も配信を始めてみたものの、イマイチ手応えが無いし、

実は誰も聴いてないんじゃないか…?

なーんて疑心暗鬼に陥っている、フリーランスエンジニアのS(エス)です。

さすがにアクセス解析データがあるので、ゼロってことは無く、多少は聴いてくれている人が居るのは分かるんですが、それにしても

うわっ、ダウンロード数、少なっ!

って思っている人は多いんじゃないでしょうか。

特にマーケティング/ブランディング用の集客ツールとして位置づけている人にとっては、その感覚が強いんじゃないかと。

そんな気持ちを抱えつつ配信されている方も多いのでは・・?と思い、その対策を考えつつ記事にしてみました。

 

ポッドキャスト配信がマーケティングツールとして最弱な理由

超人的な努力家にしかポッドキャストは続けられない

人間にとって一番難しいことは「継続すること」である、なんて言われますが、ポッドキャストは特に続けるのが難しいメディアです。

実は今までにビジネス系のポッドキャスト配信をお手伝いしたことが何度かありますし、自分でも経営者向けの番組を配信していました。

そんな中で、よく言われるのが、

ほんとに聴いてる人いるの?まったく反応を感じられないんだけど・・

というセリフ。

なにしろ、番組宛てのコメントが届くことなんてまずありません。感覚としては、恐らく数千人ぐらいのリスナーさんが聴いてくれるようになると、ポツっとコメントが届く・・なんて感じだと思います。(無名な人の場合。ただしエンジニア界隈は割と早めに反応を感じられる気がします。)

なので、完全な「暖簾に腕押し」状態のままで、何週間も何カ月も配信し続けることになります。

ブログやメルマガなら、もっと早い段階で何かしらのアクションがあるので、継続するモチベーションが保たれるのですが、ポッドキャストについては誰にも評価してもらえない期間が長く続きます。

なので、相当な努力家でないと、「配信する→リスナーから反応がある→番組で紹介する→段々ファンが増える・・」のような好循環を作る前に、尽き果ててしまうんですねぇ・・。

しかも動画ほどではないにしろ、

  • ネタを考える
  • ある程度、話す内容を文字に起こしておく
  • 機材をセッティングする
  • 収録する
  • 編集する(してもらう)
  • mp3タグを整えつつ、shownoteを書きつつ、配信サイトに投稿する
  • SNSで「ポッドキャスト配信しましたよ~」と声高らかに叫ぶ

といった手間がかかります。

さらに音声編集を外注しているような場合だとコストも垂れ流しになっていくので、「だったらライターさんにテキスト記事書いてもらってコンテンツ充実させた方が・・」と、とてもまっとうな経営判断が下されることになります。

そして、あるとき暗い感じでボソッと宣告されちゃうんです。

「あのー、Sさん。ポッドキャストなんだけど、今回で止めますね・・。」

と。

ポッドキャスト最大のメリット「ながら聴きができる」は、配信者にとっては最大のメリット

ポッドキャストは僕自身とても気に入っていて、多くの番組(ほとんどTech系ですけど)を登録して聴いています。

ポッドキャストのメリットとしてよく挙げられるのが、「ながら聴き」が出来るので、学習効率が高いというもの。

僕も

  • 歩きながら
  • 自転車に乗りながら
  • 通勤電車の中
  • コーヒーを淹れながら
  • 車を運転しながら

聴いてたりします。

実はこれ、意外にバカにならなくてですね、例えば「歩いてる時だけ聴く」ことにした場合でも、

  • 仮に、家から駅まで10分+駅から会社まで10分だとすると・・
  • 往復で2倍して、1日に40分
  • 年間だと、休日120日だとして(365-120)*40分で9,800分=160時間超
  • ってことは丸一カ月の稼働時間と同じ・・!?

・・という学習時間が捻出できるんです。

読書も動画も、視覚が奪われるので、それに専念するしかありません。

ですが、耳からだと「ながら聴き」ができるので、隙間時間を有効に使えるんですよね。

なので、時間のない経営者は、昔でいう「講演テープ」や「オーディオブック」を聴く、という習慣を身に付けていたりするわけです。

これがポッドキャスト最大の利点。

さらに言えば、一度登録してしまえば、勝手に継続して配信されてくるので、耳からの学習が自然に習慣づけられるというのも大きなメリットになっています。

メリットが仇になるんです…

さて、そんなメリットも、配信者側に立つと、最大のデメリットになります。

「ながら聴き」しているということは、その場でレスポンスが返せない。

つまり、コメントを書いたりとか、番組内で紹介された情報を検索してみるとか、そういうアクションが起こせないんです。

だから配信者からすると

「なーんでこんなに反応ないんだろ・・ショボーン」

ってことになるわけで。

逆に言うと、

  • 聴いている途中に忘れないように覚えておいて、
  • 後からわざわざホームページを探し出し、
  • そこのコメント欄からメッセージを送る!

なんてアクションを起こすのは、相当ハードルが高いわけです。

それを理解しておけば、「悲しいくらいに反応が無い」というのも理解できるのではないでしょうか。

僕の場合で言えば、わざわざアクション起こすのって 伊藤洋一のRound Up WORLD NOW! という番組で毎年やっている、新年恒例のiPhone/iPadプレゼントコーナーぐらいですもん。

※あとはマイHackとして、運転中は「OK, Google!」「自分にメール」「ポッドキャスト〇〇に出てた□□□□を後でチェック」みたいにタスクを追加するようにしてます。「自分」という名前で自分のメールアドレスを登録し、Google アシスタントさんにアシストしてもらう訳です。

 

日本でポッドキャストは流行らないんじゃないか疑惑

もともとRSSの仕組みを利用して始まったポッドキャスト。なんとなくイメージ的にApple色が強いけれど、オープンな仕組みです。

聴く側も、配信側も、誰でも利用できる・・んですが、なぜだか妙に知名度が低いんですよね。

周りで「ポッドキャスト」を知ってる人、居ないんですけど…

iPhoneにはデフォルトでインストールされているのだけれど、普通の人は「なにそれ、美味しいの?」状態。

例えば、PTAの集まりとかで「ポッドキャスト」なんて単語出しても、ほとんどの人はキョトーンです。

エンジニアなら知ってるよね?と思いつつ、職場の人に話を振っても、大抵は、

「あー、なんか聞いたことある。なんだっけ?」

もしくは、

「あー、はいはい(笑)あれってまだやってんの?」

のどちらかが返ってきます。

知らない、という人のiPhoneを見せてもらいつつ、「ほら、この紫のアイコン・・」と教えると、

「あ~~~、これか~!

これなんだろ?ってずっと思ってた~!」

というのが良くある回答テンプレです。(書いてて悲しくなってきた。)

一体どんだけの人が聴いてんの?

さて、身の回りの実感としてはそんな感じなんですが、実は自分が知らないだけで、本当はもっと聴いている人がいるはず・・。

なーんて思って調べてみると、余計に悲しい結果になります。

そもそもデータがない。認知度の統計すら取られていない。ネットで検索して出てくる最新の調査データが9年前のものだったりします。

ポッドキャストに関するアンケート調査(2009年1月)|市場調査・マーケティングリサーチ会社のアスマーク

そしてGoogle Trendで2004年以降の検索トレンドを見てみるとこんな感じ。地域を日本に限定して、水色が「podcast」赤が「ポッドキャスト」で検索した結果です。

Podcast Google Trend - Japan

2005年ぐらいにPodcastというものが出てきたとき、一瞬ブームになりました。無料でPodcast配信できます!という無料ブログサービスがいくつか立ち上がったのもこのころ。

でもその時がピークで、あとはダダ下がり。

一方でアメリカだとすっかり状況が違います(地域をアメリカ合衆国に限定)。

Podcast Google Trend - America

2014年の年末辺りにピコッと飛びて出ているのが、人気番組「Serial」によるもの。とてもシリアスなドキュメンタリー番組で、内容は以下のリンク先に詳しく書かれています。

さらにそこからも勢いは止まらず、右肩上がり。

という訳で、アメリカにおいてはメジャーな地位を築いているものの、日本でポッドキャストが流行るのはかなり難しいんじゃなかろうか・・、という気がしています。

 

…にもかかわらず、僕がポッドキャストをわざわざ始めた理由

と、ここまで力いっぱい「ポッドキャスト配信がマーケティングツールとして最弱な理由」を書き散らしてみました。

がこのまま終わってしまってはただの愚痴。当然続きはありまして・・。

 

ビジネス系ポッドキャストの配信をお手伝いしてきた中でいろいろ調査していましたので、上に書いたような状況については把握していました。

なので、普通に考えれば、「手間のかかるポッドキャストにわざわざ手を出すな!」という判断になるかと思います。

それでも僕がポッドキャストをやってみたい、と思ったのには理由がありまして・・。

というのも、実はIT/エンジニア界隈の方々が配信されているTECH(テック)系のポッドキャストにおいては、少し違った風景が見えてくるんです。

恐らく日本における(日本語で配信されている)TECH系ポッドキャスト番組の2大巨頭がこちら。

2つともに共通しているのが、

  • 1回の配信で2時間オーバーが珍しくない
  • 喋っているご本人達は海外在住の方もいらっしゃって憧れの存在
  • さらにみなさんスキルがとても高く、内容もハイレベルで最先端!な感じが強い

という点。なんだかすげーなー、この人たち・・という「雲の上の存在」な感じがあります。

特に最後の「内容がハイレベル」ついては、僕なんかが聴いてると、置いてけぼりにされてる感が漂うことがよくあって、自分のレベルの低さに焦りつつ「精進せねば・・」と良い刺激になります。この辺りも人気の秘訣なのだろうなぁ。

え!?個人のポッドキャスト配信にスポンサーが付いてる・・

そして重要なのが、これらの番組が「単なる趣味で配信している」域を超えて、パワーのあるメディアになっている、という点です。

例えば Rebuild.fm さんでは、月額$9.99のサブスクリプションモデルによる有料サポーター制度があって(僕自身は申し込んでないから分からないけれど、番組聞いている限りでは)うまく運営されているようですし、マイクロスポンサーも募集されていて、番組内で有料広告が流れています。

また、backspace.fm さんでは、例えば超高額なプロ用途向けの一眼レフカメラ(数十万じゃ効かないレベル)についてちょくちょく話題が出てきて、リスナーの方々から「買いました!」レポートがあったりします。リスナーさん達の購買力、恐ろしいです・・。

これらの状況を見るに、一般的によく言われている「音声メディア(ラジオ含む)はエンゲージメントが高い」というのが裏付けられているなぁ、と思う訳です。

スポンサーに予算を付けてもらう大規模メディアモデルでPodcastを運営するのは、日本においてはムリゲー

その一方で、2016年あたりに、TBSがポッドキャストを全廃して自社プラットフォーム(TBSラジオクラウド)に移行する、というお話がありました。

TBSラジオ、ポッドキャスト終了 10年超の歴史に幕 「収益化のめどが立たないため」 – ITmedia NEWS

こちらも「ポッドキャストって難しいんだなぁ・・」という意味では寂しいニュースではあるのですが、冷静に判断すれば、

日本においては、人件費のかかる巨大メディアがポッドキャストで採算をとるのは凄まじく難しい

ということなのだと思います。

つまり、

  1. 大きな予算を用意する
  2. たくさんの人を動かして中身の濃い番組を作る
  3. 視聴者が喜び、多くの人が見て/聴いてくれる
  4. こんなにたくさんの人にリーチできます!と、スポンサーからお金を頂く
  5. スタートに戻る

と言う、これまでの放送業界のような大規模メディアがやってきたビジネスモデルを回すのは、とても難しい。

特に3つ目の「多くの人が見て/聴いてくれる」というステップが日本ではなかなかうまくいかない、と・・。

 

反対に英語圏では逆の様相を呈しています。

なんつーか、もう「めっちゃ増えてますよ、うふふ~」な記事しか出てきませんもの。

後者のデータだと、アメリカ人の44%がPodcastを聴いたことがあるんだそうで、2017年の40%から4%増加、とか、ポッドキャストリスナーを聴いている層は年収か高いだとかなんだとか。

なので、この記事を書いている時点でも、ポッドキャストに関する動きや新しい記事が流れてきています。

(2018年05月07日の記事)米ニュースメディアが相次ぎ打ち上げる「ポッドキャスト」の新番組、聴取デバイスに「スマートスピーカー」も加わりすそ野拡大へ

【2019/01/26 追記】

米国だと定期的に調査(↓2018年の調査)も行われてますが、日本は相変わらずこういったデータが出てくる気配がないです・・。

 

とは言え、日本でも「個人メディア」としてのポッドキャストならアリなんじゃないすか?

でも逆に考えれば、フリーランスや個人事業主が、お金をかけずに個人メディアとしてポッドキャストを運営していく、という場合には、十分に取り組む価値があるのではないか・・?

特にエンゲージメントの高さは、自分のファンを作っていく上で重要ですし。

そんな風に思い至りまして、

うむ、やってみるか・・

と相成った訳です。

ついでに、

  • 流石に1時間オーバーの番組があふれると聞く側も大変だし、作る側も辛い。10分程度の短い番組にする。
  • ポッドキャストで良く効かれるジャンルが語学学習とニュース。ネタに困らないニュース紹介をメインにする。
  • 技術ネタは他の番組で扱っているので、フリーランスの立場から、働き方やマネタイズの視点でネタをチョイスする。

という路線で差別化を図ってみました。そして出来たのがこちらの番組。スタートアップ企業のネタもあるので、経営者の方にも「最近のネット界隈の動きが分かるかも?」という点でオススメでございます。

マーケティングツールとして弱すぎるポッドキャストを補完する5つの方法

とは言え、ただポッドキャストを配信し続けるだけでは、やはりマーケティング的な効果は薄いんですよね・・。

そこで、より多くの人に知ってもらうために出来る5つの施策を提示してみます。

1)本来のゴールを思い出す

いきなりスタート地点に戻るんですが、そもそも何のためにポッドキャストを配信してるんでしょう?

まずは初心に立ち返ってみてください。

恐らくポッドキャストは単なる手段のはずで、多くの場合は、

自分の考えを多くの人に届けたい

みたいなのがスタートだったと思うんです。

ポッドキャストの配信を始めると、内容考えて収録して・・と、「配信すること」に追われます。

が、例えばマーケティングの常套手段として「こちらの都合の良い時に、都合の良い内容を届けられる」状態を作りたいのであれば、

  • ただ単にリスナーとして聴いてもらう=聴いてるかどうか反応が分かりづらい、いつ聴かなくなってしまうか分からない

という状態よりも、

  • メルマガに登録してもらう
  • LINE@で友達追加してもらう
  • SNSでつながって貰う

といった「両方向のつながり」を作ることが重要になってきます。

であれば、音声番組内で「●●に登録してくださいね~」「無料で●●がダウンロードできるので、ホームページから・・」といったアナウンスをきちんとしていくことが必要になってきます。

また、もしくは、たまにプレゼントキャンペーンをやってみるという手もあるかと思います。

2)他のポッドキャストで紹介してもらう

そもそも日本での普及率が低いポッドキャスト。

新規顧客を集めるのと同じく、「今までポッドキャストを使ったことが無い人に聴き始めてもらう」のはハードルが高いんですよね。

なので、「ポッドキャストを既に聴いている人に、もう一つ番組を追加してもらう」というのが一番効率が良いわけです。

であれば、似たジャンルでポッドキャスト配信をされている方に、

「ゲストとして出演させていただけませんか?」

と打診してみてはどうでしょうか。

リスナー数に大きな差があると、交渉が難しいかもしれませんので、相手は選ぶ必要があるかと思います。

でも、もしかすると「喜んで!」とウェルカムな場合も十分あり得ますので、ともあれ声をかけてみる、と言うのが第一歩かと。

3)iTunesのランキングなんて気にしない。iTunesがすべてじゃない。

よくポッドキャスト配信されている方の会話の中で、ランキングが云々というお話か出てきます。

iTunesの中で、Podcastランキングが掲載されていて、各ジャンルごとのランキングなんかも見られるんですよね。

で、そのランキングが上がった、下がった、というお話。

上位200位までしか表示されませんので、当然最初はまったく掲載されませんが、人気が出てくればもしかすると・・?

とは言え、この順位付けアルゴリズムは非公開で、明確には分かっていません。

ずいぶん昔に配信を停止している番組も上位に残ったままだったりしますし。

という訳で、このランキングについては「気にしない」のが正解かと思います。

また、実際にダウンロードされている状態を見てみると、こんな感じ↓で、iOSのPodcastアプリとiTunesアプリを足した割合は56.7%。

Podcast配信をお手伝いした、とある士業さんのデータをお借りしていますが、母数が7,000弱あるので傾向としてはそんなに大きく間違っていないかと思います。

他の番組のデータを見ても、iTunes経由は大体3~6割ぐらいと割と幅があります。

Podcast Access Client Stat

つまり、残りの4割ぐらいは、他の環境から聴きに来ていて、iTunesのランキングとは全く関係ないアクセスである可能性が高い、ということ。

なので、iTunesに登録するだけではなく、以下のような配信プラットフォームでも検索されるように、自分の番組RSSを登録しておくと良いかと思います。

1つ1つの影響力は小さいと思いますが、ともあれチャネルの数を増やしておけば、見つけて貰える可能性は上がるはずです。

4)リアルなイベントを企画する

反応が無くて寂しい・・

を払しょくするのに一番手っ取り早い方法が、リアルでのイベント開催です。

士業の方やコンサルタントであれば、何かしらご自身でセミナーを開催されることがあるかと思います。

そういったリアルな場でのイベント、セミナー、講演会を企画して、ポッドキャストで案内してみてください。

リスナーさんの数が増えてきたら、「リスナーさん向けのオフ会」もしくは「公開収録」なんかを企画しても喜ばれると思います。

こういった「場」を上手く使う事で、リスナーさんとのつながりや温度感が分かりますし、番組に対してのフィードバックももらえます。

また、イベント開催時には準備が大切。

  • アンケートを取ってみる
  • 写真を撮影して、次回以降の案内時にキャッチイメージとして使う(もちろん公開OKかどうか事前確認が必要です)
  • 「お客様の声」としてインタビューさせてもらう

など、アイデア次第でやれることはたくさんあります。

5)「一粒でn度オイシイ」状態を作る

そもそも、ポッドキャストは単なる1チャネルに過ぎない、と思っておいた方が健全です。

上に書いたように、特に日本では利用率が低いので、変に期待して「全然リスナー数が増えていない・・」と落ち込んでしまうのは、あんまり意味がないと思うのです。

また、現時点では、Google等の検索エンジンは音声ファイルの中で話されている内容をクロールしてくれません。

(スマートスピーカーの浸透によって「音声」に関する技術が進み、近いうちにクロールしてくれるようになるかもしれませんけど。)

なので、せっかく良い話を喋っても、ポッドキャストリスナーさん以外には届かない・・というのがとっても勿体ないんですよね。

で、あれば。

喋ったその内容を、別のメディアにも活かしたいところです。

今のところ考えられるのは、

  • ポッドキャストよりも、よほどユーザー数の方いYouTubeにも同じ内容(画面は静止画)で配信する。動画の説明文をきちんと整えることで、YouTubeで検索されるように対策する。
  • 喋っている内容を文字として起こし、自分のホームページに掲載する。これによって、自分と関係の深いキーワードがホームページ上に蓄積されていくため、SEO対策として機能してくれる。

という2つぐらいでしょうか。

特に、YouTubeへの配信は、ポッドキャストとは利用者層が異なるため、試してみる価値は十分にあります。(mp3→動画ファイルへのコンバートやYouTubeへのアップロードやチャンネル登録用のアノテーション/終了画面設定が手間ではありますが。)

 

という訳で、「人を集める」という点では弱いポッドキャストではありますが、「興味を持ってくれている人との距離を縮める」という部分では最強のメディアかもしれません。

続けるのが大変ではありますが、楽しみつつ音声配信をやっていきましょう。ゲスト出演のオファーもお待ちしております(^_^)