Googleドライブの仕様が変わっていて「マイドライブ」で同期するローカルフォルダの変更に手間取ったお話
[2023/02/22]
エンジニアに限らず、日頃キーボードからの打ち込み量が多い人にとっては、「タイピング速度」って気になるんじゃないでしょうか?
もともと、フツーにローマ字入力する人だったんですが、キー入力についてこだわるようになったのは、大学の研究室でEmacsを使うようになってからでした。(窓使いの憂鬱→有料版のどかユーザーです。Excel等でもEmacsキーバインドでセル移動/編集してるので、ほとんどマウスは使わずに済みます。)
さらなる転機は、奥さんにキー入力スピードで負けてることに気付いたとき。
キー入力スピードには結構自信があったのに、どう見てもカナ入力の奥さんには負けてるんですよね。
確かに、ローマ字だと子音で2ストローク必要なので、単純に考えても、カナ入力のほうが速いよなぁ、と気づき、素直にカナ入力に転向したのでした。
ところが、暫く練習したもののなかなか速くなりません。焦ってもしょうがないのだけれど、「指が短いのが原因か?カナ配列だと遠いキーが多いからなぁ・・」なんて思ってみたり。
そんな頃に親指シフトの存在が気になり出します。専用キーボード(ハードウェア)を買うのは高そうだから・・と選択肢から除外していたんですが、実はWindows環境でもエミュレーターがあって、追加投資なしでも使えるということに気づきました。そしてさっそく導入、と・・。
それから長い月日が流れまして・・。ようやく過去のローマ字入力時代のスピードを超えることができた、という次第です。
わざわざ動画まで作ってみました。
【2021/01/09 追記:この動画を撮影したのが 2015/02/19 で約6年前。2021年の現時点では、ここから10秒ほど早くなっています。】
※親指シフトに興味を持ち始めた頃、「どれくらいスピードが速くなるんだろう?」とYouTubeを探したんですが、あまり良い動画がなかったんですよね。「うおぇぉぉ!速ええェェ!」って思って貰えるような動画が撮りたかったんですが、全然そんな感じになりませんでした。トホホ。なにしろタイプウェル国語KでSGレベルなので、全然大したことなくて、速い人には鼻で笑われてしまいます。
誰か「こんなに速く打てるようになるなら、俺もやってみるっ」て思えるような動画アップして下さいm(_ _;)m
実のところ、ここまで来るのに4年ほど経ってます。(自分のライフログに「2011/03/01 親指シフト記念日」って記録してありますもの。)
いや、ほんと、我ながら随分時間がかかったもんだと思います。(よく粘ったな、と褒めてやりたい気もしますが・・)
今振り返ると、原因として考えられるのは次の3つぐらいでしょうか。
親指シフトキーとして、「無変換」「変換」キーを使ってるんですが、「同時に押す」という意味を取り違えていたように思います。
なんと言うか、最初のころはShiftキーやAltと同様、「1つ目のキーを押しながら次のキーを押す」という感覚で打ち込んでいた記憶が。
あるとき、「親指シフト入力をしている人のタイピングを見ていると、なんだかピアノを演奏しているようでリズミカルだ」といった趣旨の記事を読んだんですよね。
で、「あれ?自分の入力方法って根本的に間違ってるんじゃ?」と悩みだしました。未だに「これでいいのだろうか・・?」と思いつつ我流で続けてますが、最初のころに比べると随分リズミカルになったような気がします。
スタート時点はレッツノートCF-W5でした。本体のキーボードは普通に打ちやすく、何も不満はなかったのですが、5年経過してPC買い替えを決意。
悩んだ挙句、 VAIO Duo 11 を購入。分かっては居たんですが、これがまた酷いキーボードで・・。アイソレーションタイプの押しにくいキーなのです(アイソレーションタイプ、速く廃れてくれないかな・・。デザインが機能をスポイルしてはいかんと思うのだけどなぁ・・。愚痴でした。)
使い物にならん・・ということで、結果は外付のHHKB Lite 2を購入して持ち歩く羽目に。(だってLiteじゃないやつ高いんだもの)
このキーボード、Emacsキーバインドとの相性がとても良く気に入っていたんですが、どうも押し込むときに割と力が必要みたい。
あまり気にしていなかったんですが、キータッチが軽くてしかも安価なキーボードがあることを知り、早速購入してみました。
↓コレ。(iBUFFALO ゲーミングキーボード USB&PS/2接続 BSKBC02BKF )
※2018/05/03 追記:新しいモデルが出てるみたいなのでご注意を。実際に使っている古いモデルを紹介しています。モデル変更で配置が微妙に変わっていたり・・なんてこともありそうなので。
キー配置も申し分なく、しかもかなり軽いキータッチ。で、1000円台なので、とってもオススメです。HARD-OFF(BOOK-OFFの系列店)でジャンクキーボードが100円~数百円で売っているのは知っていたので、一度見に行ったんですが良いものが無くて買いませんでした。この金額でこのクオリティなら新品の BSKBC02BKF の方がおすすめです。
【↓2021/01/09 追記↓】
その後、Twitterでお声がけ頂いて名古屋の開発案件に参画したんですが、そこの開発メンバーが全員 REALFORCE ユーザーだったのに影響されて、メルカリで REALFORCE108UDK (全キー押下圧30g)を購入。
さらにその後、ごりゅごさんの影響で HHKB Type-S 日本語配列を購入。
Amazonのセールで少しだけ安くなってた時に思い切って購入したのでした。
【↑2021/01/09 追記↑】
ようやく入力スピードが上がってきたので、「努力はムダじゃなかった・・」と一安心しているところです。
あとは投資した「初期のイライラ感」や「練習の時間」を回収するだけ。この先少なく見積もっても20年はあると思うので、親指シフトに切り替えた甲斐はあったな、と思います。
特にそれを感じるのが、他人のPCを触った時に「久しぶりにローマ字入力で日本語入力するとき」でしょうか。
現状でローマ字入力をするときの感覚は、例えて言うなら
6段変速の自転車でギアを2速に入れて必死に漕ぎまくってる感じ
です(大げさ…)。ローマ字入力のスピードは人並みに速いほうだと思うのですが、それでも文章を書く時の思考スピードには追いつけません。
親指シフトにして多少慣れた現時点では、思考のスピードに文字がついてきてくれている感じがあります。
動画でも分かるように入力ミスがかなり多いので、実は効率悪いのだろうなぁ・・、と思いつつも、「まだ速くなれる」という余地が十分あるので、今後の自分に期待を持てています。
と、ここまで書いてきましたが、他人に勧めるかと言うと、ちょっと考えてしまいます。理由は以下の通り。
と言うことで、やはり多少マニヤな人向けかなと思います。
という気がしています。(なにしろカナ入力なら Alt+[ひらがな/カタカナ] 一発で切り替えられますから・・)
カナ入力と親指シフト入力で、それぞれ極めたときにスピードがどのくらい変わってくるのかは分かりませんが、恐らく一般の人(REALFORCE TYPING CHAMPIONSHIP とかに参加するような人ではなく、自動車で例えれば、高速道路を快適に120Km/h巡航したい人)には、そこまで大きな違いが出てこないのではないかと予想しています。
#反論等、ご指摘があればお気軽に問い合わせページからお知らせ下さいませ。
ともあれ、エンジニアにしろブロガーさんにしろ、日本語の文章を入力する機会が多い方には、「脱ローマ字入力」をオススメしたいと思うのであります。