ポッドキャストの配信サーバー(ドメイン)を引っ越す時に注意すること

2020/05/042020/05/05

まとめ

出力されるRSSに気を付けるべし。

今までのリスナーさんに影響がないよう、各エピソードの guid の値は以前のものがそのまま出力されるように調整しましょ。

ポッドキャスト配信サーバーを変更してリスナーさんが困惑するパターン

よくあるのが、ポッドキャストクライアント（スマホアプリなど）が「お？新しいエピソードが配信されてるぞ？」と認識してしまい、リスナーさんが過去に聴取済みのエピソードも新エピソードとして取得してしまう、というもの。

アプリから見ると、同じタイトルが２つずつ並びます。（片方は聴取済み、片方は新エピソードとして扱われてる）

原因と対策

ドメインもしくはサイトの引っ越しにより、過去に配信していたエピソードが「タイトルは同じなのにRSSの中身が変わってる」のが原因。

音声ファイルの置き場所（ダウンロードURL）が変わるのは仕方ないのですが、エピソードに割り振られている guid の値は以前のままでも通常は問題ないはず。（guid には「世界に１つだけの値」が割り振られるのですが、多くの場合 RSS の guid にはパーマネントリンクURLがセットされるようです。）

なので、引っ越し前の記事については強制的に古い guid のまま出力する、という仕組みを入れてやれば、リスナーさんから見ても何も変化に気づかないはず。

具体的な対策内容

基本的に RSS Feed 出力をカスタマイズできる環境でないと、今回の方法は適用できません。（こういう時に困るので、3rdパーティーのPodcast配信サービスは使わない主義なのです…）

WordPress + PowerPress の環境であれば、theme の functions.php に以下のようなフックを入れてあげればOKです。

// Change rss feed guid
function convert_guid_to_oldurl(string $guid, int $id) {
    if ($id <= 3335) {
        $guid = 'https://free-engineer.xrea.jp/?p=' . (string)$id;
	}
	return $guid;
}

add_filter('the_guid', 'convert_guid_to_oldurl', 10, 2);