今後の展開は？
さてさて、フリーランスになってからあっという間に8年が過ぎました。たまに「この先、どうなっていくのかなー」なんてことをフト考えることがあります。
それは悲観的になっているわけでもなく、かといって「ものすごくワクワクするか？」と言われると、そういう訳でもない…というのが正直な気持ちでしょうか。
ものすごくとんがっている訳ではないけれど、今まで自分なりに培ってきたスキルと経験。これがあれば、恐らく食うに困ることは無いだろう、という安心感はあります。
その一方で、事業を大きくするとか社会に貢献するなんていう、若い時に抱いていた野望のようなメラメラした気持ちはすっかり影を潜めてしまいました。
自分にとっての使命ってなんなんだろ？とぼんやり思いながらも、ともあれ、人生の最後に「あー面白かった！」と心の底から言えるように、焦らずも紆余曲折じたばたしながら、気の向くままに進んでいくかなー…。そんな風に思っている今日この頃です。
コラム：「キャリア」という言葉の違和感
個人的にイマイチ好感の持てない言葉に「キャリア」というキーワードがあります。どんなキャリアを進むべきか？と悩む人は多いので、キャリアカウンセラーというような職種や資格などもあるようです。
でも、これってきっと「正解がある」前提ですよね。
10年前に「君はYouTuberに向いてそう！」なんて教えてくれる人はいなかったでしょうし、10年後にどんな仕事に人気があるかなんて分かりません。
何より自分の場合、天邪鬼なのか「こういう選択肢があるけど、どれにする？」って言われて、素直に「これがいい！」なんて思えないんですよね。
現時点で、一番憧れているのは高名なエンジニアの方とかでは全然なくて、無駄ゴスティーニの藤原 麻里菜さんでしょうか。
最初に拝見した時は、恐らく皆さんと同じく「なんじゃそりゃ！」と笑いつつ驚きました。でもすごく考えさせられたんですよね。自分が思いついたことを、ゼロから創り出す。おそらくスタートした時点では何の見返りも期待できないはず。それなのに、ただただ手を動かして作品をつくり続ける。そんなこと、今までやってきただろうか？って。
プログラミングやイラストやデザイン。自分がチョットデキルことを掛け合わせて、勝手に企画して世に出してみる。そうやって「ものづくり」を楽しみながら、クリエイターであり続けたい。今はそんな風に思っています。
世の中のフツーにとらわれないこと。
消費する側だけではなく、創造する側にも居続けること。
そして楽しむこと。
なんてことを大切にしながら、面白いにおいのする方にボチボチ進んでいけばいいんじゃないですかねー。